【紫蘇の歴史】
紫蘇はヒマラヤからビルマ・中国にかけての原産で、広くアジアの温帯に分布しています。日本には相当古くから伝来し、古書「本草和名」には「イヌエ、ヌカエ」と呼ばれ薬用にすると記載され、また紫蘇の穂は漬物にするとも記載されています。インド名ではペリーラと呼ばれている葉面に網状脈をもつ1年生植物なんです。
【紫蘇の薬効】
漢方では紫蘇の葉を「蘇葉」と称し、「名医別録」の中品に「蘇」として収載されています。蘇葉は感冒寒熱に適用し、紫蘇の茎は胸悶、嘔吐に用いるとされています。発汗、解熱、鎮咳、鎮痛薬として、器官支炎、胃腸炎、消化促進を目的として応用され、魚肉等の中毒解毒としても用いられています。
【紫蘇の含有成分】
カルシウムの含有量は野菜の中でもトップクラスと言われています。「アレルギーやアトピー・血圧の抑制・不眠」などに効果のある成分が、豊富に含まれており、特に、アルファーリノレン酸が、体の免疫力を高める成人病予防に最適とも言われていいます。
●病気抵抗力を増すといわれる・・・・・・ビタミンA
●精神を安定させるといわれる・・・・・・カルシウム
●血圧の抑制に効果的といわれる・・・・・カリウム・鉄分
その他ビタミンC・B1・B2など、体に必要な成分が含まれています。
※「紫蘇の贈物」は薬ではございませんので、紫蘇のもつ薬効等により、その病気を予防・治癒をすることを保証するものではありません。
【一口メモ】
紫蘇油はお菓子の香料になり、また、強い防腐力を有し、その20gは醤油180リットルを完全に防腐する力をもっているそうです
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